トラクターは男のマシン

農機具の代表格といえばトラクター

トラクターに乗る女性

ですが女性が運転してもとくに問題はありませんよ。

男性的な乗り物といって真っ先に思い浮かぶのはトラクター、いつからかそのような イメージが定着していますし、これに異を唱える方はいないでしょう。 この乗り物は農家の方なら所有している確率が高いマシンで、中古ならそれほど 高くはないのでほぼ一家に一台という地域もあるでしょう。 農作業には欠かせない農機具で、広い田畑を管理するのならなんとしても使いこなし て身体の負担を減らすようにしなければ大勢の人を雇わなければならなくなり、 多額の人件費が発生してしまいます。 その分をトラクターの購入費に充てたほうがお得ですし、長い年月広大な土地で 農業を営むのならぜひとも欲しいマシンです。 ですが運転方法はあまり知られておらず、そのためなかなか手を出せないでいる 臆病なシャイボーイも多いそうなので、簡単な操作方法を説明しようかと思います。 自動車の運転が不自由なく行える程度のテクニックや知識があればそれほど難しい ことはありませんので、ぜひ皆さんもチャレンジして下さい。 まずトラクターにはギアが2つあり、これで速度を調整するようになっています。 やるべき農作業によってマシンの速度を自由に変更できますから、とっても便利で 役に立ちそうな機能ですから覚えておきましょう。 ロータリーを回転させて耕す、そんな利用法が多いでしょうが、そのロータリーの 深さを調節する「耕深調節」も忘れてはなりません。 ただしお好みの深さを指定することは不可能で、2段階の調整のみとなっている タイプが市場に出回っている中では最多かと思われます。 なので調整といっても2択で、浅めか深めからしか選ぶことはできませんが、それでも 耕すという目的は同じですし充分対応することはできるでしょう。 もっとオールマイティーにいろいろな作業に使うのなら2段階調整では物足りず、 「もっと細かく設定したいのに」と不満が出てくるかもしれませんが、田畑を耕す のに使うのならこのどちらかで滞りなく作業をすることができるはずなのです。 ロータリーを上下させるのは油圧の力で、その速度は油圧を調整すれば速めたり 遅めることも可能となっています。 またバックにギアを入れると作業終了、あるいは作業中断と判断され、ロータリー は自動的に上昇する機能もついています。 トラクターを後進させるのにロータリーが下りていたら危険ですし、そのコースを 耕す必要はないだろうとの理由でこのような仕組みになっているのです。 ちなみにこれはそのように設定されているからで、人工知能が勝手に察してくれて ロータリーを上昇させるのではありません。 中古ではなく最新型のタイプでも、そこまでの機能はないでしょう。 なのでどんな操作をしたらどう動くのか、それをしっかりと頭に叩き込んでおく ことが上手な運転の秘訣なのかもしれません。 この機能は普通自動車には備わっていませんので最初は驚いたり感動するかも しれませんが、3回目位からはもう何も感じなくなるでしょう。 ロータリーの回転速度を調整するPTOも結構重要な設定となりそうです。 コンバインにも言える事ですが農機具のマシンの速度はわりかし低速です。 なのでロータリーの回転数が早すぎると、同じ場所を何度も何度も耕すことになって しまいかねない、という問題が発生します。 本体がスローペースで移動しているのですからロータリーも遅く動いてもらいたい、 そんなリクエストが出てくる農耕地もあるのです。 粗めに耕したいからPTOの設定を変更してロータリーをゆっくり動かそう、これは 一人前の農家なら当然できなければなりません。 反対に細かく耕したければ回転数は速めに、もっと細かくしたければトラクターの 速度もスローペースにしてやります。 これらの調整をマスターしなければおいしいお野菜は育てられません。